砺波市(歴史)概要: 砺波市は南北朝時代、桃井氏が越中守護として支配していましたが戦国時代に入ると神保氏の領地となり増山城は戦略的拠点として整備されました。江戸時代に入ると加賀藩に組み込まれ元和元年(1615)に増山城一国一城令により廃城となります。現在の砺波市中心部である出町は慶安2年(1649)に町立として成立した町で、当時は杉木新町、杉木出町などと呼ばれ、周辺の村々からすると比較的新しく成立した町です。
その後、市場町として周辺地域の中心地に発展し寛文4年(1664)には加賀藩5代藩主前田綱紀の御旅屋、寛文6年(1666)には十村相談所、文政4年(1821)には砺波御郡所が順じ設置され行政的な中心地として確立しました。経済的には砺波平野の中央に位置する交通の要衝だったことから元禄11年(1698)に蔵宿が設置されています。明治時代以降は交通網が整備されたこともあり、元々砺波平野の中央に位置する地勢の利もあり明治19年(1886)に砺波郡役所の誘致に成功し、裁判所や中越銀行が設立するなど郡の中心地として発展しました。
砺波市・歴史・観光・見所の動画の再生リスト
|