魚津市(歴史)概要: 魚津市には縄文時代早期の遺跡が残り早くから人々が生活を営んできた地域です。天平18年(746)には越中国守大伴家持が魚津市を題材にして歌を残していて当時は"小津"と呼ばれてきました。
魚津市は越後国の国境に近いこともあり軍事的拠点として重要視され椎名氏の居城である松倉城は越中最大規模の山城と言われました。椎名氏は越中守護代の神保氏と対立したことで越後の上杉氏に従属しましたが、永禄11年(1568)敵対する武田信玄に組したことで上杉勢によって滅ぼされています。
天正6年(1578)には上杉景勝が魚津城を改修し越中侵攻の拠点とし吉江宗信を配しますが、天正10年(1582)に柴田勝家が率いる織田勢により落城、本能寺の変の後は佐々成政、前田利家と領主が変わり江戸時代には加賀藩の支配下に入ります。魚津城は一国一城令により廃城となりますが、魚津の軍事的、政治的な重要性は引き継がれ町奉行所が設置され東越中の中心的な都市として発展しました。
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