庄川峡(砺波市)概要: 庄川峡は、庄川小牧ダムの上流約15kmにわたる峡谷で古くは木材の運搬に利用され、白川郷(岐阜県白川村)や五箇山(富山県南砺市)へと繋がっていました。庄川峡にある湯谷温泉では、平安時代末期、木曽義仲が五箇山へ敗走する平家を追ってこの地へ進軍すると負傷した兵を温泉治療させたと伝えられています。
昭和5年(1930)に小牧ダムが完成すると庄川峡の風景が一変し巨大なダム湖が出来、木材を運搬する姿も次第に見られなくなりました。現在は春は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と一年中情緒ある景観を楽しめ小牧ダム附近からは庄川峡を周遊する観光遊覧船が発着しています。又、庄川の由来は元々"雄神川"と称し、川を司る神として雄神神社を勧請したことから周辺が"雄神の庄"と呼ぶようになり、"雄神の庄に流れる川"の意味から"庄川"となったと言われています。
庄川峡:上空画像
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