砺波市: 万福寺

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概要・歴史・観光・見所

万福寺(砺波市)概要: 万福寺は富山県砺波市苗加に境内を構えている浄土真宗東本願寺派の寺院です。万福寺の創建は不詳ですが「寺院明細張」によると平安時代後期の嘉応2年(1170)に開かれ、室町時代初期の延文5年(1360)に現在地に移ったとされ、一方「寺社由緒」によると、江戸時代の貞享2年(1685)に開かれたとされます。

正面の山門は城ケ端城の城門と伝えられる建物で、昭和30年(1955)の復元工事に際し墨書から貞享5年(1688)に建立された事と城ケ端城の大手門だった事が記されていたことが分かり、大手門のあった場所に新たに建立されたか又は大手門の部材を用いて再建されたものと思われます。

城ケ端城跡はその後、善徳寺境内として整備され寛政12年(1800)に新たに楼閣の山門が建立されると、元の山門だったこの建物が万福寺に移されました。

万福寺山門は江戸時代初期に建てられたものですが元々あった城門を踏襲したような雰囲気もあり、切妻、本瓦葺き、2間一戸、薬医門形式、潜戸付で妻飾りなども室町時代から桃山時代の作風も見られる貴重なもので昭和40年(1965)に富山県指定有形文化財に指定されています。

本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行6間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。宗派:浄土真宗東本願寺派。本尊:阿弥陀如来。

万福寺:上空画像

薬医門を簡単に説明した動画

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-富山県教育委員会・砺波市教育委員会


万福寺:ストリートビュー

万福寺:写真

万福寺
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