小牧ダム(砺波市)概要: 小牧ダムは大正14(1925)に着工し昭和5年(1930)に完成した重力式コンクリートダムで、「貯水用重力式堰堤の特性並びに其合理的設計方法」という理論を取り入れた当時では珍しい耐震設計が行なわれました。当時の東アジアの中では最大級のダムとされ、堤高79.2m、 堤頂長300.8m 、堤体積289000m3、総貯水容量37957000m3、有効貯水容量18858000m3、流域面積1100km2、湛水面積1450haを誇り17ヶ所のダムゲート、エレベーター式魚道、木材運搬用のコンベアが設けられています。
小牧ダムは平成13年(2001)に土木学会選奨土木遺産に認定、平成14年(2002)に「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から国登録有形文化財に登録、平成19年(2007)に近代化産業遺産(近代化産業遺産群「中部電源」の庄川の水力発電産業遺産)に選定、平成21年(2009)に富山県教育委員会による「とやまの文化財百選(近代歴史遺産)」に選定、土木学会土木史研究委員会による日本の近代土木遺産2800選に選定されています。
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