神通峡(歴史)概要: 神通峡は笹津から猪谷までの20キロに渡る渓谷で、神通川が蛇行しながら左右の山々を削り取り形成しました。神通峡沿いには飛騨国と越中国を繋ぐ飛騨街道が通る交通の要衝で江戸時代には加賀藩の猪谷関所が設けられ、人物改めや荷物改めが厳重に行われました。当時はV字の渓谷美を誇っていましたが電源開発によるダムが築かれると多くが湖底に沈み「片路峡」など一部が当時の景観を色濃く残しています。