猪谷町並み(神通峡・富山市)概要: 西猪谷は越中国(現在の富山県)と飛騨国(現在の岐阜県)の国境付近にある集落で古くから重要視されてきた地域です。江戸時代に入り飛騨街道が整備されると飛躍的に利用する人が増え、特に街道沿いに金山や銀山が開発されると多くの物資が取引されるようになり鉱山町としても発展しました。
江戸時代初期の寛永18年(1641)、富山藩(藩庁:富山城)は西猪谷に関所を設け人や物資の出入りを管理させ役銭の徴収や国境警備の要としました。西猪谷の飛騨街道沿いには家屋が集められ人・物資の輸送にあたる牛役を納入し宿場的な役割を果たしました。
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