大手町神明社(高岡市)概要: 大手町神明社拝殿は江戸時代初期の慶安5年(1652)に加賀藩初代藩主前田利長の御廟の鎮守堂として2代藩主利常(前田家3代)の命で建てられたものです。棟梁は瑞龍寺を手掛けた山崎市郎左衛門で時代的にも瑞龍寺と同時期に並行して工事が進められたと考えられています。
拝殿は木造平屋建、入母屋、平入り、桟瓦葺き、桁行3間、梁間1間、外壁は真壁造り素木板張り、正面には日光東照宮(栃木県日光市:徳川家康の霊廟)式と言われる向唐破風(銅板葺)が付いています。本殿は一間社神明造、銅板葺き。明治時代初頭に発令された神仏分離令により御廟から神式が廃され拝殿が大手町神明社に移築され、本殿が五福町神明社に移築されました。
大手町神明社は昭和59年(1984)に高岡市指定文化財に指定され、平成26年(2014)に高岡市歴史的風致形成建造物に選定されています。
高岡市:神社・仏閣・再生リスト
大手町神明社:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-高岡市教育委員会
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