蓮乗寺(氷見市)概要: 蓮乗寺は富山県氷見市朝日本町4丁目に境内を構えている日蓮宗の寺院です。蓮乗寺の創建は鎌倉時代末期の嘉暦2年(1327)、妙典院日暹が開いたのが始まりと伝えられています。当初は稲積にありましたが、元亀・天正の兵火により焼失し、寛永、寛文、天保にも火災にあい多くの堂宇、寺宝、記録などを失いその都度再興再建されています。寺宝である木造日蓮上人坐像は室町時代の永正5年(1508)に制作されたもので像高22.5センチ、膝幅20.8センチ、寄木造、玉眼、頭部はめ込み式、制作年代が明確で貴重な仏像なことから平成2年(1990)に氷見市指定有形文化財に指定されています。
蓮乗寺の梵鐘は江戸時代初期の寛永16年(1639)に制作されたもので氷見市最古、富山県内でも有数な古鐘で富山金屋出身の藤原朝臣河辺五兵衛尉家政が鋳造しました。当時の梵鐘の意匠をよく伝えるものとして昭和54年(1979)に氷見市指定有形文化財に指定されています。宗派:日蓮宗。本尊:十界曼荼羅。
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蓮乗寺:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-氷見市教育委員会
・ 現地案内板(縁起)
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