御影神社(氷見市)概要: 御影神社は布勢神社の境内社で布勢神社の本殿背後に鎮座しています。創建年は不詳ですが古くから越中国守として当地に赴任し数多くの和歌を残した大伴家持を祀る神社で、家持没1200年(昭和60年)に社殿が改修されています。境内には富山県最古とされる享和2年(1802)に建立された万葉歌碑があり「明日の日の 布勢の浦みの藤波に けだし来鳴かず 散らしてむかも」と記されています。
この歌は天平20年(748)に奈良から来た田辺福麿に宛てた歌で「明日眺めようとしいう布勢の海べの波のように咲き匂う藤の花に、ほととぎすが来て鳴かないで、せっかくの花をまなしく散らしてしまうのではなかろうかと気がかりです。」と訳すそうです。御影神社社殿は一間社流造、桟瓦葺き、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り素木板張り。祭神:大伴家持。
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