海岸寺(富山市)概要: 海岸寺の創建は南北朝時代の康永元年(1342)月庵b瑛和尚(法城山永禅寺や安豊山金峯寺などを)によって開かれたのが始まりと伝えられています。当初は浜黒崎にありましたがその後丸山に移り、戦国時代は富山城の城主佐々成政の祈願所として庇護され寺運も隆盛しました。
寛永16年(1639)に富山藩が立藩すると初代藩主前田利次が藩庁が置かれた富山城の城下に招き以来富山前田家の歴代祈願所として庇護されました。
寺宝である"仏祖正伝菩薩戒教授文(横幅276.4cm、縦25.6p)"は能登(石川県)の総持寺を開山した螢山紹瑾が元亨3年(1323)に記されたもので昭和41年(1961)に国指定重要文化財に指定されています。宗派:曹洞宗。本尊:釈迦如来、薬師如来。
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