速星神社(富山市)概要: 速星神社は富山県富山市婦中町速星に鎮座している神社です。速星神社の創建は不詳ですが伝承によると垂仁天皇(第11代天皇)の御代に越国で反乱を起こした阿彦を成敗する為に派兵された皇子が、完遂後、当地を開発した際に稻倉魂神の分霊を勧請し五穀豊穣を祈念したのが始まりと伝えられています。
創建当初は地名から御門神社と称していたようですが、天武天皇(第40代天皇・在位:673〜686年)の御代に当地に派遣された皇子が速星郷を開発した際に諏訪神を勧請し相殿とし速星神社と社号を変えたようです。延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に記載されている式内社の論社でもあり古くから篤く信仰されてきました。
建武年間(1334〜1336年)に南北朝動乱の兵火により境内が荒廃し、その後再興され永禄3年(1560)には領主である神保氏から崇敬され社殿の修築が行われています。安土桃山時代の天正元年(1573)にも兵火により大きな被害を受けています。
古くから神仏習合し各願寺常住坊が別当寺院として祭祀を司ってきましたが明治時代初頭に発令された神仏分離令を経て明治6年(1873)に郷社に列しています。祭神:五百箇磐石尊、倉稲魂神、諏訪神。
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