杉原神社(富山市)概要: 杉原神社は富山県富山市婦中町田屋に鎮座してる神社です。杉原神社の創建は不詳ですが一説には崇神天皇10年(紀元前88年) 大彦命が勅命を受けてこの地を訪れた所、流行病が蔓延していた為、巨木に対し病気快癒を祈願を行い見事病を抑え事から、住民達は巨木を神聖視して祠を建立し祀ったのが始まりと伝えられています。聖武天皇(第45代天皇・在位:神亀元年:724年〜天平勝宝元年:749年)に木祖神として成立、以来、広く信仰され貞観5(863)8月従五位下に列し、延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳には式内社として記載されています(周辺に杉原神社の社号の神社が三社あり本社は黒田と田屋の2説がある為、あくまで論社です)。明治時代初頭に発令された神仏分離令を経て明治41年(1908)に村社に列しています。
杉原神社の御神体である木造杉原神坐像(創建の由来となった巨木が枯れた事でそれを元にして彫り込んだものと伝えられています。)は平安時代中期に制作されたもので杉材、一木造り、像高90p、男神像、富山県内にある神像では高岡市二上、射水神社の男神像に次いで古く昭和40年(1965)に富山県指定文化財に指定されています。
現在の社殿は大正3年(1914)の洪水により大破した後に再建されたもので、木造平屋建て、切妻、妻入り、銅板葺き、正面1間入母屋桟瓦葺き向拝付き。本殿は一間社流造、銅板葺き。祭神:杉原神。
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杉原神社:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-富山県教育委員会・富山市教育委員会
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