勝満寺(小矢部市)概要: 和沢山勝満寺は富山県小矢部市水島に境内を構えている真宗大谷派の寺院です。勝満寺の創建は平安時代初期の大同3年(808)、海満和尚が開いたのが始まりと伝えられています。当初は安居寺の一坊で松岡村にありましたが鎌倉時代の承元元年(1207)、親鸞上人を帰依した当時の住職である他力坊誓祐和尚が真宗の改宗しています。
その後、現在地である水島に移ると一向一揆の拠点の1つになり永禄9年(1566)には一向一揆と対立した木舟城主石黒成綱により侵攻され門徒である小倉六右衛門が奮戦するものの多くの堂宇、寺宝、記録などが焼失しています。天正5年(1577)に再興、その後随時堂宇や境内が再建されています。
勝満寺本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺、平入、桁行8間、正面1間向拝付、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。末寺の観帰寺(砺波市庄川町青島)の本尊木造阿弥陀如来立像は天正16年(1588)、創建の際に、本寺である勝満寺から譲りうけたと伝えられるもので砺波市指定文化財に指定されています。山号:和沢山。宗派:真宗大谷派。本尊:阿弥陀如来。
勝満寺:上空画像
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