鳩清水(埴生護国八幡宮)概要: 鳩清水は富山県小矢部市埴生に位置しています。 案内板によると「 手洗鉢に注ぐ水は、水源を倶利伽羅山中の幽邃境「鳩清水」の滝に発し、3キロの山側を経て、ここに至ります。今を去る8百年の昔、木曽義仲が当社に祈願の折、白鳩の飛来があり、その案内で源氏勢が清水を得たと伝える霊水であります。昭和59年の全国名水百選には富山県推薦名水となり、また「とやまの名水55選」の1つに選ばれました。」とあります。鳩清水は埴生護国八幡宮の境内に位置し現在は手水として利用されています。
木曽義仲は源義賢の次男、源頼朝・義経兄弟とは従兄弟にあたる人物で信州で挙兵後に兵を進め倶利伽羅峠で平家の大軍と対峙しました。寿永2年(1183)義仲は峠の麓に鎮座し、源氏の氏神である八幡神を祭る埴生護国八幡宮に戦勝祈願を行い、決戦に望みましたが水場が不足し疲労が激しい兵は苦戦を強いられました。義仲は天に念じると八幡神の遣いと思われる白鳩が出現し、水場となる滝まで導いたと伝えられています。
鳩清水:上空画像
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