射水市小杉町(歴史)概要: 小杉町は古くから交通の要衝として重要視されていた地域で、戦国時代には越中守護代の神保氏が日宮城を築き周辺地域の要としていました。元亀3年(1572)には当時上杉方となっていた神保氏と小島氏氏が一向一揆勢と対立し日宮城が一時一揆勢に占拠されるなど戦火を浴び、天正13年(1585)には豊臣秀吉の越中侵攻の宿営地となりました。
小杉町の中心部は万治元年(1658)橋下条村の寺林瀬兵衛が新たに町割りを申請したのが始まりで、町が開かれた以降は加賀藩の参勤交代で利用した北陸街道(北国街道)の宿場町(小杉宿)だけでなく下条川の舟運によって多くの物資の集積場となり周辺地域の中心として発展しました。
明治時代に入り交通網が一新すると交通の要衝としての重要性が次第に失われましたが現在でも街道沿いには古い町屋や旧小杉郵便局、旧小杉貯蓄銀行本店、旧小杉町役場といった近代建築が残り当時の繁栄を窺え知ることが出来ます。
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