加茂神社(射水市)概要: 加茂神社は富山県射水市加茂中部に鎮座している神社です。加茂神社の創建は平安時代の治暦2年(1066)に勧請されたのが始まりと伝えられています。この地は倉垣庄(38ヶ村)と呼ばれる下鴨神社(京都府京都市左京区下鴨泉川町)の御神領でその守護神として賀茂神が勧請され、当社はその総社として広く信仰されました。
明治時代初頭に発令された神仏分離令を経て、昭和20年(1945)5月に郷社に列っしています。特に脚気に御利益があるとされ"脚気の宮"の別称があり全国から脚気を治すため参拝に訪れるそうです。加茂神社拝殿は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行7間、梁間3間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。本殿は不詳。
特殊神事として元旦に行われる鰤分け神事が射水市指定無形民俗文化財に指定されています。5月4日に行われる春の例祭"やんさんま(富山県指定無形民俗文化財)"は全国唯一の「牛乗式」の神事で、田の神にまたがった牛を境内に座らせ神をこの地に留まらせるといった特異なものでその後流鏑馬行事が行われます。
6月上卯日に行われる御田植祭(富山県指定無形民俗文化財)は祭神である玉依姫命の分霊を御田と呼ばれる砂で作った2間4方の畦を仮神座として降臨させ今年の稲の生育と豊穣を祈る神事です。稚児舞は9月4日に行われる秋の例祭で奉納されるもので舞が終わるまで足に土を付けないなど古式を継承するもので国指定重要無形民俗文化財に指定されています。社格:郷社。祭神:玉依姫命、賀茂建角身命、賀茂別雷命。
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