丸池の霊水(五箇山)概要: 丸池の霊水は富山県南砺市新屋に位置しています。 室町時代の15〜16世紀、五箇山に真宗念仏道場を各所に開いた道宗(越中国五箇山赤尾谷の出身、蓮如上人の弟子)が修行に明け暮れていた際、仏の給仕に使う水が欲しいと念じていると、夢枕に熊野権現の分霊が立ち、"熊野本宮にある霊水地7つの中の1つを与えよう。"との御告げがありました。道宗は早速、御告のあった場所を探し出し掘ってみると霊水が湧き出てきたと言われています。現在も道宗が開いたと伝える導善寺(真宗大谷派)の境内背後にあり道宗の旧跡として大切に保全され「極楽の花びらを吹き出す池」として信仰の対象にもなっています。丸池の霊水は貴重な事から昭和61年(1986)に「とやまの名水」に選定されています。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-上平村
・ 現地案内板(由緒)-導善寺
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