長安寺(黒部市)概要: 法城山長安寺は富山県黒部市若栗に境内を構えている真宗大谷派の寺院です。長安寺の創建は不詳ですが古くは長方寺と称していましたが江戸時代初期の承応元年(1652)に長方寺から長寶寺が分離独立し、同じ呼称の寺院が2ケ寺となり江戸時代中期の寛延2年(1749)に長安寺に寺号を改称しています。
正面の山門は江戸時代末期から明治元年(1868)頃に建てられた建物で一間一戸、入母屋、茅葺の楼門建築、上層部は格子状の壁で前面軒下には「法城山」の山号額が掲げられています。
境内をコの字型(東西81m、南北59m)で囲む高さ1m、幅2mの土塁は中世、庭田某(入膳城と相呼応した)の居館だった遺構とされています。長安寺楼門及び付属土塁は貴重な事から昭和63年(1988)に黒部市指定文化財に指定されています。山号:法城山。宗派:真宗大谷派。本尊:阿弥陀如来像。
長安寺:上空画像
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