黒部市： 西徳寺

西徳寺（黒部市）概要：　桜枝山西徳寺の創建は鎌倉時代初期、永海上人によって開かれたのが始まりと伝えられています。当時は鎌倉幕府の御家人佐野源左衛門尉常世の祈願所として庇護され寺運も隆盛したそうです。庭園は江戸時代中期に作庭された茶庭を明治３０年（１８９７）から昭和初期にかけて大改修されたもので三日市の庭師中田辰治郎が手掛けたことでも知られている名園で、貴重な事から昭和３１年（１９５６）に黒部市指定名勝に指定されています。

西徳寺本堂は切妻、桟瓦葺き、一間一戸、薬医門。本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行６間、正面１間唐破風向拝付き（銅板葺き）、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。地蔵堂は宝形造、桟瓦葺き、桁行２間、梁間２間、外壁は真壁造り板張り、左右に花頭窓付。山号：桜枝山。宗派：浄土宗。本尊：阿弥陀如来。