越中国守館(高岡市伏木)概要: 越中国守館の跡地は富山県高岡市伏木古国府に位置しています。案内板によると「 〜朝床に聞けば遥けし射水川 朝漕ぎしつつ歌う船人 ・万葉集巻19〜 天平勝宝2年(750)3月2日、越中国守大伴家持が館舎の朝床からはるか射水川を漕ぎ歌う船人の声を聞いてよんだ歌である。射水川(小矢部川)は当時この台地のすぐ下を流れていた。附近に大友・岸が館・大立などの地名が残っているが、このあたりを東館と呼び国守館の跡と推定されている。 高岡市教育委員会 伏木ラインオンズクラブ 伏木文化会 」とあります。
基本的に遺構が無い為、あくまでも推定地のようです(発掘調査などで館跡が発見された訳ではないようです)。上記の歌が自分の住まいから眺めた風景を詠ったとされ、その風景が当地から見たものと一致し、さらに地名が「東館」と呼ばれていた事から「越中国守館」跡に推定したようです。又、敷地内は明治42年(1909)に建てられた旧伏木測候所(国登録有形文化財)が残されており現在は伏木気象資料館として一般公開されています(見晴らしが良い事から建てられたと思われます)。
越中国守館:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-高岡市教育員会・伏木ライオンズクラブ・伏木文化会
|
|