諏訪社(富山市八尾町)概要: 諏訪社の創建等は判りませんでしたが、伝承によると境内の大ケヤキは正和4年(1315)に南北朝時代の領主、諏訪左近入道が植栽したと伝えられる大木で、名称「八尾諏訪社の大けやき」として昭和40年(1965)に富山県指定天然記念物に指定されています(※ 現在は伐採されたようです)。
境内背後の龍蟠山(城ヶ山)は左近の居城である桐山城がありましたが、左近が北朝方として行動した為、南朝方の八尾別当顕幸(楠木正成八臣の一人)に攻撃され落城したと伝えられています。
その後、葛城家(八尾八幡社神官家)22代が諏訪大明神の勧請したそうです。由緒を素直に読めば葛城家によって創建された事になりますが、左近が諏訪姓を掲げている事からも、既に鎮座していた諏訪社の神官家か別当家だったとも考えられます。社殿は木造平屋建て、切妻、銅板葺き、平入、桁行4間、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。
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