旧北陸銀行井波庄川支店(井波美術館)概要: この建物は大正13年(1924)に中越銀行井波支店として建てられた富山県初の商業用鉄筋コンクリート造建築です。昭和18年(1943)に中越銀行の統合に伴い北陸銀行井波庄川支店となっています。
構造は鉄筋コンクリート2階建て、縦長の窓の採用や基礎の石積、石積風の目地、窓下の意匠、化粧柱など当時の洋風建築の要素を取り入れています。特に玄関回りやその上部の神殿風の柱、上部がアーチ状の細長開口部など凝った意匠を施して建物の正面性を強調しています。
大正時代に建てられたルネサンス様式の外観が特徴的な銀行建築として貴重な存在で現在は井波美術館として再利用されています(2019年末から2021年時点では井波美術館は閉館となっています)。
井波美術館:上空画像
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