寺家新屋敷館

富山県:歴史・観光・見所富山県の城郭>寺家新屋敷館
寺家新屋敷館:略データ
・場 所・富山県南砺市やかた
・築城年・−
・築城者・−
・城 主・田中権左衛門貞行
・構 造・平城(居館)
・文化財・南砺市指定史跡
・指定日・昭和37年7月24日
・概 要・寺家新屋敷館が何時頃築かれたのかは判りませんが、江戸時代後期に編纂された「越登賀三州志」によると南北朝時代に越中国守護職を担っていた桃井直常の家臣である田中権左衛門貞行が館主だったと伝えられていると記されています。

その後の詳細も不詳ですが、貞行の後裔と思われる田中太郎兵衛が帰農し当地に住み着いたとも云われています。

一方、昭和62〜63年に行われた発掘調査によると、江戸時代初期頃まで利用されていた形跡がある事から、一国一城令で廃城になった可能性があります。

その後、神明社が開創され、現在も跡地の多くが神明社の境内や住宅地等に利用されています。

館の規模は「越登賀三州志」によると「今猶三十七、八間に二十六、七間四方の土居あり。高低自一丈至る四五尺。僅かの第迹也。」と記されています。

又、発掘調査によると、東西80m、南北50m、外周には高さ3m超の土塁と幅5m、深さ2m余りの空堀が巡っていた事が確認されています。

現在も神明社境内の東側と北側に土塁の一部が残され、地元からは「ゴロベエ山」と呼ばれているそうです。

寺家新屋敷館の跡地は貴重な事から南砺市指定史跡に指定されています。

富山県:城郭・再生リスト
寺家新屋敷館:付近地図
富山県の城郭
大峪城仏生寺城今泉城太田本郷城上梅沢城堀江城岩木城小出城川合田館日方江城福光城蓮沼城願海寺城野尻城新庄城長安寺館大村城柴田屋館放生津城蜷川館寺家新屋敷館郷柿沢館山本城舟見城弓庄城安養寺城若栗城上熊野城日中城井口城城端城井田館放生津台場日宮城宗守館武隈屋敷古国府城
※ 相談や質問は大変失礼ですが、メールのみとさせていただきます。 回答によって不都合や不利益をこうむっても当サイトは一切責任を負いません。又、回答を直接的(当サイトの名前を使って)に交渉や請求の手段とすることはご遠慮くださるようお願い申し上げます。 予告なしに追加、書き替えを行いますのでご了承ください。尚、「富山県:歴史・観光・見所」は「富山県の歴史」、「郷土資料辞典−富山県」、「日本の城下町−北陸」、「城郭と城下町−北陸」、「北陸道二」、「パンフレット」、「案内板」、「関係HP」等を参考にさせていただいています。※プライバシーポリシーはこちらです。