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旧福岡町役場（高岡市）概要： 旧福岡町役場は富山県高岡市福岡町下向田畦ケ谷内に位置する近代洋風建築です。旧福岡町役場の建物は大正１３年（１９２４）に旧福岡町役場として建てられたもので第２次世界大戦後は町議会議場として使用され、新庁舎が建設されると図書館や公民館となり昭和６３年（１９８８）から町の歴史民俗博物館（福岡町歴史民俗資料館）として現在地に移築保存されることになりました。木造２階建て洋風建築で、寄棟、桟瓦葺き、建築面積２６５㎡、外壁はモルタルで石造風に仕上げています。
正面外壁面は上下に神殿風の意匠を施した柱型を張り出し、縦長の窓を設けるなど垂直性を強調した建物で、屋根にはセグメンタルペディメント風の半円形に膨らませた櫛形破風を設け、玄関ポーチはロマネスク調の意匠とするなど正面性を演出しています。その他にも軒下の蛇腹や基礎周りの意匠など当時の洋風建築の要素を随所に取り入れています。
旧福岡町役場は大正時代に建てられた庁舎建築の遺構として貴重で「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から平成９年（１９９７）に国登録有形文化財に登録されています。
旧福岡町役場：上空画像
【 参考：文献等 】
・ 現地案内板-高岡市教育委員会
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