大久保発電所(富山市)概要: 大久保発電所は富山県の電灯の発祥地です。明治28年(1895)に密田孝吉と実業家金岡又左衛門によって計画され明治31年(1898)から建設が開始、明治32年(1899)に完成しています。当時の水車発電機としては日本で3番目の発電量120ワットを誇り957灯の契約を取り富山県に初めて電灯を燈しました。
大正5年(1916)には国産の2号機(出力400キロワット)が増設、平成11年(1999)にはに新しい水車発電機(出力500キロワット)となりました。初代の水車発電機は、昭和6年(1931)に役割を終え現在は現在は富山支店神通電力部構内に展示されています。大久保発電所は平成21年(2009)に富山県教育委員会による「とやまの文化財百選(近代歴史遺産)」に選定され、土木学会土木史研究委員会による日本の近代土木遺産2800選に選定されています。
大久保発電所:上空画像
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