民俗資料館(旧谷浦家住宅)概要: 旧谷浦家住宅は江戸時代後期に建てられた、木造平屋建て(1部2・3階)、入母屋、茅葺、平入、外壁は上部が真壁造り、土壁鏝押え、下部は縦板張、延床面積318u(96.6坪)の中規模農家建築です。
建築時は富山市山田中村(旧山田村)にあったこともあり豪雪の気候に順じた建物で太柱には欅材、間柱には栗材が採用されています。屋根裏は養蚕や作業を行う為に2層、3層に分けられ大きな破風口からは明かりを取り入れ、入母屋寄合掌造りやウグイス造りなどと呼ばれています。
内部は向って右側1/3が土間で「ニワ」、「ウマヤ」、「コウシゴヤ」、「ナガシ」があり、居室部は「ヒロマ(囲炉裏付)」、「カッテ(囲炉裏付)」、「ザシキ(囲炉裏付)」、「ナンド」、「モノオキ」、「オクザシキ(床の間・仏間付)」、「ヒカエノマ(縁側付)」、「ナンド(土間)」が配されています。現在は民俗資料館として現在地に移築保存され、内部は生活用具や生産用具、祭礼用具などの民俗資料が展示されています。
旧谷浦家住宅:上空画像
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