能松家住宅(高岡市吉久町)概要: 能松家住宅は明治時代末期に建てられた町屋建築で、木造2階建て、切妻、平入り、桟瓦葺き、建築面積101u、2階外壁は真壁造り、白漆喰仕上げ、1階正面は嵌め込み式の細格子で構成されています。
2階屋根は梁桁を待ち出す事で大きく前に張り出し両脇はウダツ状の袖壁が付き、1階は露除け程度の厚板屋根になっています。桁行き4間半、梁間7間半、平面構成は2列7室。加賀藩の蔵米の積出港として栄えた高岡市吉久町地区にある典型的な町屋建築として貴重な存在で「造形の規範となっているもの」との登録基準を満たしている事から平成9年(1997)に国登録有形文化財に登録されています。
能松家住宅:上空画像
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