旧南部鋳造所(キュポラ及び煙突)概要: この建造物は大正13年(1924)に建てられたもので煙突は高さ14.5m、幅1.78m角、煉瓦造(イギリス積)、キュポラは高さ3.3m、径0.7m、鉄製です。金屋町は慶長14年(1609)、高岡城を築く際、鋳物師を集めて出来た町で高岡の鋳物業の中心として今日まで繁栄してきました。
明治時代以降、近代化により多くの煉瓦造煙突が建てられましたがそのほとんどが姿を消し、旧南部鋳造所のキュポラ及び煙突が唯一残され、当時の金屋町鋳物業の遺構として貴重な存在でキュポラは「再現することが容易でないもの」、煙突は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から平成13年(2001)に国登録有形文化財に登録され、平成21年(2009)に富山県教育委員会による「とやまの近代歴史遺産」に選定されています。
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旧南部鋳造所キュポラ及び煙突:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-旧南部鋳造所キュポラ・煙突保存委員会
・ 現地案内板-文化庁
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