藤保内神社(入善町)概要: 藤保内神社は富山県下新川郡入善町舟見字宮本に鎮座している神社で、創建は奈良時代の天平12年(740)、藤原武が藤峯の地に勧請したのが始まりと伝えられています。
平安時代初期の天長年間(824〜833年)、藤峯の山頂が地震で山崩れとなり社殿、境内共に大きな被害を受け祭祀も行われなくなり、室町時代の延徳2年(1490)、大和国(現在の奈良県)出身の桜井衛門元行が神明林に遷座再興し、江戸時代初期の元和元年(1615)に現在地に再遷座(入善町のHPには元和9年:1623年に遷座としています)、以来藤保内の総社として住民に信仰されています。明治時代初頭に発令された神仏分離令を経て村社に列してます。
現在の藤保内神社本殿は嘉永6年(1853)に再建されたもので一間社春日造、江戸時代末期に建てられた神社本殿建築として貴重な存在で入善町指定有形文化財に指定されています。拝殿は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行4間、梁間3間、正面1間軒唐破風向拝付き。祭神:誉田別命、帯中津比古命、息長帯比売命、天照皇大神、建御名方命。
藤保内神社:上空画像
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