氷見市(歴史)概要: 氷見市周辺は古代、前面は富山湾に接し、背後は"布施の水海"に面していた事から海産物や水産物が豊富に採取できる生活に適した土地柄だった事から古くから人々が住み始め国内初の炉のもった住居跡が発見された朝日貝塚や長期間同一場所で生活の跡が窺える大境洞窟住居跡などの遺跡が見られます。
4世紀には支配者級の身分が高い豪族が支配していたようで全長107.5mの前方後円墳である柳田布尾山古墳は日本海沿岸では最大級を誇ります。
中世に入ると氷見市周辺は越中国と能登国との国境にあった為、軍事的要衝として重要視され上杉氏や前田氏などが交戦しましたが氷見を本拠に大名化した豪族が存在せず、諸豪族が日和見的に敵対したに過ぎませんでした。
江戸時代に入ると加賀藩領となり、加賀、能登、越中を領土とした為、国境という軍事的要素が薄れ一国一城令で残された氷見市内にある全て城郭が破棄されました。
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