高岡市福岡町(歴史)概要: 福岡町は古墳時代後期に築造された城ヶ平横穴古墳群(約50基の横穴墓群)が見られ当時から支配者級の豪族が存在し中央とも強く結び付いていたと思われ、延長15年(927)に編纂された延喜式神名帳に記載されている赤丸浅井神社や石堤浅井神社などもあり比較的早くから開けていたと思われます。
中世に入ると石黒光弘が木舟城を築城し、長く石黒氏が福岡町一帯を支配します。戦国時代に入ると上杉氏、佐々氏が支配し、天正13年(1585)の豊臣秀吉の越中侵攻以降は秀吉に従った前田氏の所領となります。
天正13年(1585)の大地震により木舟城が倒壊し当時の領主だった前田秀継(前田利家の弟)夫妻は城の下敷きとなり後を継いだ利秀は今石動に本拠を移します。江戸時代に入ると加賀藩に属し、前田家の参勤交代である北国街道(北陸道)が通る交通の要衝として発展しています。
小矢部川舟運の河湊としても周辺から物資が運び込まれ藩倉や高札場が設置されるなど経済的にも重要視されました。現在でも福岡町中心部を通る旧街道沿いには古い町屋が軒を連ね当時の繁栄ぶりを窺うことが出来ます。
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