漆谷念仏道場(五箇山)概要: 漆谷念仏道場は古くから真宗の念仏道場として集落の精神的な拠り所になっていたところです。天正元年(1590)、本願寺が織田信長に対していた時、諸国の門徒に檄文を送った為、越中、加賀、能登に大規模な一向一揆が発生しました。五箇山の門徒で一揆に参加する者達は漆谷念仏道場に集結し寺宝である蓮如上人真筆の無碍光仏・六字と十字の名号・正信偈文4幅に血判(43名)を押して出陣したと伝えられています。この名号・偈文は「血染めの名号」と呼ばれ当時の信仰心の強さと、決意を物語るものとして貴重な史料とも言えます。
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